塾経営者・教育機関の皆様へお伝えしたいことがあります。
今、ドローンを使ったプログラミング学習が注目を集めています。
「なぜドローンでプログラミングの何がいいの?」
「どのプログラミング学習用ドローンがおすすめなのか知りたい」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
そこでこの記事では、ドローンプログラミングの魅力と、適切な機体の選び方について詳しく解説します。
目次
ドローンを使ったプログラミング学習が人気の理由!
「STEAM教育(スティームきょういく)」にぴったり
ドローンプログラミングは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)を組み合わせたSTEAM教育において理想的なツールです。ドローンを操作するためには、物理学、技術、工学の理解が必要であり、プログラミングを通じて芸術的な表現や数学的な思考が可能となります。
日本の小学校でもプログラミング学習が必修に
日本でも2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化されました。
(出典:文部科学省 プログラミング教育)
ドローンプログラミングは、子供たちにとって刺激的で魅力的な方法でプログラミングを学ぶ手段となっています。
ただ、教育現場では先生たちも知識がないため、十分な授業ができていない現状があります。不十分な授業で子供たちがプログラミングに苦手意識が出ないようにすることや、もっと深く学びたいと思った子供たちの受け皿がまだまだ少ないです。
そこでドロープログラミングのような楽しく学べる教材がピッタリです。
教育現場においてドローンを使ったプログラミング学習の4つのメリット!
プログラミングを楽しく学べる
プログラムの実行結果を視覚・聴覚的に理解できるからこそ楽しく学ます。
ドローンプログラミングでは、生徒たちが実際にコードを書き、そのコードによってドローンが飛ぶ様子を見ることができます。例えば、「5秒間前進する」というプログラムを書けば、ドローンが実際に5秒間前進するのを目の当たりにします。これはテキストベースのプログラミング学習では体験できない、視覚的なフィードバックが得られるため、生徒の理解を深める効果があります。
需要の高い最新のものの組み合わせ
ドローン技術は急速に進化しており、プログラミングスキルも今後の社会においてますます重要になっています。ドローンプログラミングを取り入れることで、生徒たちはドローン操作の技術とプログラミングスキルを同時に学ぶことができます。これは、最新の技術を駆使しながら将来のキャリアに有利なスキルセットを築く上で大変価値があります。
成功体験を作ることができる
ドローンを空に飛ばすという行為は、生徒にとって非常に魅力的です。彼らが自分で書いたコードによってドローンが正確に動くと、達成感と自信が湧き上がります。これは、学習意欲を高め、新しいことに挑戦する勇気を育む上で非常に重要な要素です。そして親御さんも子供の成長が見れて、応援しやすくなります。
希少性が高い
ドローンプログラミングは、まだ多くの教育機関では導入されていない新しい教育手法です。このプログラムを学校や塾に導入することで、先進的な教育機関としてのブランディングが可能になります。さらに、地域社会や保護者からも高い関心を集め、教育の質の向上に寄与します。これは、教育機関にとって大きなアドバンテージとなり得ます。
プログラミング用ドローンの選び方!
ドローンが対応しているプログラム言語
プログラミング用ドローンを選ぶとき、まず確認したいのは、使えるプログラミング言語です。どのプログラミング言語を使えるかは期待によって違うのでまず確認。初学者には、ドラッグ&ドロップでコードを組み立てることができるScratchやBlocklyのようなビジュアルプログラミング言語がピッタリ。また、少し経験を積んだ子供たちにはPythonがおすすめ。Pythonは、わかりやすく、業界でも広く使われている言語なので、これで子供たちはコードがどう動作するのかを視覚的に理解しながら、実践的なスキルも学べます!
授業の流れを止めない利用時間
飛行時間や利用できる時間は意外と重要!授業やワークショップでドローンを使う場合、バッテリーが途中で切れてしまったら大変。ドローンの飛行時間と利用できる時間をチェックするといいでしょう。
対応しているデバイス
プログラミング用ドローンは、タブレットやPCと連携して使います。そのため、学校や教室で使っているデバイスとドローンが互換性を持っているかを確認しましょう。これで、余分な機材を揃える手間が省けます。
プログラミングに対応したおすすめのドローン!
CoDrone EDU
教室教育に特化したドローン。USBケーブルをコントローラーに接続し、PC上で一つのボタンを押すだけでドローンとのペアリングが可能です。さらに、混線の懸念を排除するため、Wi-Fiを使用せずに接続を行います。
そして、持続可能性を重視した設計により、モーター、プロペラ、プロペラガードの部品交換が可能となり、ユーザー自身がメンテナンスを行うことができます。これにより、使い続けることができ、修理待ちで使えないなどの問題を減らすことができます。
最も注目すべき点は、プログラミングの最中にバッテリーが消費されないという特性です。これまではプログラムを作っていると、いつの間にか電源が切れてしまうなど手間がかかりました。しかし、このドローンは実行しているときだけがバッテリー消費となるため、1~2本のバッテリーで長時間のプログラミング学習が可能になります。これにより、煩わしいバッテリー交換を減らし、効率的な学習が可能です。
製品名 | CoDrone EDU |
メーカー | Robolink(米国) |
本体寸法(幅×奥行×高mm) | 124 x 138 x 35 |
発売日 | 2022年 |
重量 | 57g |
対応言語 | Blockly・Python |
対応デバイス | Blockly:Chromebook, MacBook, Windows Python:MacBook, Windows |
最大飛行時間 | 8分 |
最大飛行距離 | 50m |
最大速度 | 9km/h |
充電時間 | 40分 |
電源 | 充電式バッテリー(着脱式) 530mAh 3.7V |
通信方法 | Radio Frequency (RF) 2.4GHz |
特徴 | ■ブロック式プログラミングとPython言語にてドローンの飛行を制御 ■コントローラーとドローンにおいて、光や音のプログラムが可能 ■液晶ディスプレイでリアルタイムにデータを確認が可能 ■7つのセンサーを搭載 加速度センサー/ジャイロセンサー/正面距離センサー/気圧センサー/底面距離センサー/オプティカルフローセンサー/カラーセンサー ■コントローラーにてドローンの操縦が可能 ■モーター、プロペラ、プロペラガードの部品交換ができ、セルフでメンテナンスが可能 |
Tello EDU
専用のTello EDUアプリをダウンロードすることで、すぐにプログラミングを始められるのが特徴。プログラミング言語も「Scratch」「Python」「Swift」の3種類でバランスのいい機体です。
スマートフォンで利用できるのも大きな特徴です。
製品名 | TELLO EDU |
メーカー | DJI社(中国) |
本体寸法(幅×奥行×高mm) | 98×92.5×41 |
発売日 | 2018年11月14日 |
重量 | 80g |
対応言語 | Scratch / Python / Swift |
対応OS | iOS10以上 Android4.4以上 |
最大飛行時間 | 13分 |
最大飛行距離 | 100m |
最大速度 | 8m/s |
電源 | 充電式バッテリー(着脱式) 1100mAh 3.8V |
通信方法 | 2.4GHz 802.11n Wi-Fi |
特徴 | ■ブロック式プログラミングとSwift やPyhtonでも可能でドローンの飛行を制御 ■カメラ搭載 本体内蔵のカメラで写真や動画を撮ることができます。 ■分岐のプログラムにも対応 ミッションパッドの画像認識により、動作に分岐のプログラミングを組み込む ことが可能。 |
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