ドローンプログラミングを中心に産官学連携と未来そうぞう学習
HDLは2023年4月から、和歌山県かつらぎ町、桃山学院教育大学、札幌国際大学と連携し、「公教育でのドローンを活用した未来そうぞう学習」に取り組んでいます。このプロジェクトでは、ドローンプログラミングを中心に、次世代の学びを提供。CoDrone EDUなどを活用し、小中学校での授業プランや教材開発を行い、実際の授業で子どもたちに体験してもらっています。
かつらぎ町では、プログラミング教育向けに設計された「CoDrone EDU」を合計65台導入され、注目を集めています。このドローンを使った14回の出前授業や先生向け研修を通じて、子どもたちはもちろん、先生方もドローンプログラミングに親しむことができる環境が整っています。
成果発表会の様子
2024年12月7日には、「令和6年度ドローンを活用したプログラミング教育学習成果発表会」が開催されました。かつらぎ町教育委員会の前田教育長や札幌国際大学の安井先生とともに、私たちHDLもコメンテーターとして参加しました。発表会では、各学校が「ドローンが作る私たちの未来社会」をテーマに、CoDrone EDUを活用した実践的な取り組みを発表。地域の課題解決や未来の社会を見据えた提案が次々と紹介されました。
また、終盤では、安井先生によるAI技術を活用した発表が行われ、これからの子どもたちがどのように未来を考え、豊かに生きていく方法について発表を頂きました。さらに、観覧者の皆さまからその場でアンケートを募り、その声を反映した楽曲が披露されるなど、教育の未来を実感できる場となりました。
各学校の発表
梁瀬小学校(3・4年生)
「ドローンを活かす、ドローンを楽しむ」
農業や観光の分野でドローンプログラミングがもたらす可能性を探究。
CoDrone EDUを使ったドローンショーも披露され、地域の魅力発信に貢献するアイデアが光りました。
妙寺小学校(5年生)
「高齢者のためのドローン体操」
高齢者福祉とドローンプログラミングを結びつけた提案。
CoDrone EDUを活用した実演を通じて、地域の健康増進に役立つ新たな可能性を示しました。
大谷小学校(6年生)
「建築ドローン」
建設現場で活躍するドローンの利用をプログラミングで再現。
CoDrone EDUの精密な操作が未来的なアイデアを支え、発表をより具体的なものにしました。
笠田小学校(5年生)
「災害救助の新時代 ~ドローンの役割と可能性~」
CoDrone EDUを使い、障害物を回避しながら被災地を支援するプログラムを提案。
実際の災害シナリオを取り入れたプレゼンが印象的でした。
渋田小学校(6年生)
「災害時に活躍するドローン」
ドローンプログラミングを駆使し、防災に役立つアイデアを提案。
CoDrone EDUの特性を生かした具体的なシナリオが評価されました。
笠田中学校(2年生)
「ドローンで安全な町づくりを」
老朽化した建物の点検にドローンを活用するアイデアを発表。
CoDrone EDUでプログラミングの可能性を広げ、安心安全な街づくりを目指しました。
妙寺中学校(1年生)
「ポリスドローン」
警備や防犯に役立つドローン活用をテーマに、CoDrone EDUを使った実演と寸劇で会場を盛り上げました。
感想とこれから
ドローンプログラミングを通じて、子どもたちは地域の課題に向き合い、未来の社会を想像する力を育んでいます。CoDrone EDUを活用したプログラムは、子どもたちの好奇心と創造力を引き出し、学びの可能性を広げています。
これからも私たちは、ドローンプログラミングやCoDrone EDUを通じて、子どもたちの未来を支える教育の発展に尽力していきます。
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